応答用テンプレートの作成

PortWebコマンドへの応答は、Portfolioカタログに格納されている応答用テンプレートによって書式が設定されます。 応答用テンプレートは、Portfolioクライアントが「HTMLを書き出し」ダイアログボックスで使うテンプレートと同じです。 Portfolio 5.0クライアントのHTML書き出し機能を使用して、新しい応答用テンプレートを作成することができます。

デフォルトテンプレート

最も単純な応答用テンプレートは、テンプレートが一切ない状態です。 PortWebコマンドで応答用テンプレートを指定しないと、デフォルトの応答が生成されます。 例えば、次の要求にはテンプレートパラメータが指定されていないため、デフォルトテンプレートが使用されます。 (これは、基本チュートリアルで示した最初の例と同じクエリーです。)

Macintosh

http://サーバー/.PortWeb?quickfind=com&catalog=Sample

Windows

http://サーバー/scripts/PortWeb.dll?quickfind=com&catalog=Sample

(ここで、「サーバー」はお使いのウェブサーバーのIPアドレスまたはドメイン名です。)

応答は4×4のグリッドによるサムネールで、各サムネールの下にファイル名が表示されます。 用途によっては、このデフォルトの応答で十分である場合があります。

 

単純なテンプレートの作成

ほとんどの場合、カスタマイズされた応答用テンプレートが必要です。 単純なテンプレートを作成するには、Portfolioの表示方法をカスタマイズして、新しいHTMLの書き出しテンプレートを追加します。 「HTMLを編集」ダイアログボックスに表示されるテンプレートHTMLは、作成したギャラリーウインドウのレイアウトに近くなっています。

例:

  1. Portfolio 5.0クライアントでPortfolioサンプルカタログを開きます。

ヒント: サンプルカタログは、ExtensisのCD-ROMまたはウェブサイトから取得できます。 http://www.extensis.com/

  1. ツールバーの「ギャラリーウインドウのリスト」ボタンを使って「青いテキスト」ギャラリーを読み込みます。

  2. 「ファイル」メニューの「書き出し」サブメニューから「HTML...」を選択します。

  3. 「HTMLを書き出し」ダイアログボックスで「追加...」ボタンをクリックします。

  4. 「HTMLを編集」ダイアログボックスが表示されます。 このダイアログボックスには、Portfolioが生成したコードがPortfolioでの表示に近い形式で表示されます。

  5. 例えば「blue」のように、テンプレートの名前を入力します。

  6. 例えば1列につき4行というように、グリッドの設定を入力します。 通常、レコード表示とリスト表示の場合は1列が必要となります。

  7. 「OK」をクリックします。

  8. 「HTMLを書き出し」ダイアログボックスに戻ると、テンプレートがカタログのテンプレートの一覧に追加されています。

  9. 「閉じる」をクリックしてPortfolioに戻ります。

テンプレート名をパラメータとして指定するだけで、このテンプレートにウェブ経由でアクセスできます。 そのため、前ページの例を次のように拡張することができます。

Macintosh

http://サーバー/.PortWeb?quickfind=com&catalog=Sample&template=blue

Windows

http://サーバー/scripts/PortWeb.dll?quickfind=com&catalog=Sample&template=blue

(ここで、「サーバー」はお使いのウェブサーバーのIPアドレスまたはドメイン名です。)